カテゴリ

2017年07月17日

中村不折邸の来歴

2017年1月15日の発表 担当:神保
参考資料
「由緒ある中村不折氏の邸宅」(土地と家屋 第1巻第3号 土地と家屋社 大正4年10月)
「高士中根香亭先生 一」坂田進一(月刊 書道界 藤樹社 2013)
「香亭雅談 上」(金港堂 明治19年)
「地籍台帳 下谷区上根岸町」1912年4月発行
「日本橋新材木町商業史覚書〜問屋と街〜」白石隆(三田商業研究 1997年12月)

「由緒ある中村不折氏の邸宅」に掲載されている6葉の写真は、当時の見取り図で写した場所と方角が特定できる。また当時の井戸、銀杏、築山が書道博物館に現存していることが確認できる。中村不折邸になる前は、中根淑がこの場所に暮らし、その建物を「迷花書室」と呼んだ。また「香亭雅談 上」では、根岸に居を移したことを記しつつ、根岸に暮らした先人として、大島蓼太<雪中庵蓼太>、喜多村 筠庭<喜多村 信節>、平田篤胤、山崎北峰<山崎美成>、原念斎、寺門静軒、亀田鵬斎、酒井抱一の名を挙げている。この「香亭雅談 上」の奥付の出版人の箇所には「静岡県士族 中根淑 東京府下北豊島郡金杉村185番地」と記載されており、その地所は現在の書道博物館の場所である。一方、この土地を所有していたのは、日本橋区新右衛門町の太田惣吉であり、日本橋区新材木町の地主としても質屋としてその名前が登場する。
posted by むねやん at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 地図の会例会での発表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック